1円硬貨 の価値
1円硬貨の価値が上昇!?
硬貨自体の価値が投資対象としてあるのはご存じの方は多いと思います。
有名な総称でいえば
”ギザ10”(昭和26年~昭和33年)
や
”フデ5” (昭和24年~33年)
など自分の財布、貯金箱をひっくり返して確認した方も多くいらっしゃると思います。
そもそもなぜ価値が上がるのか、
理由は2つです。
- 発行枚数が少ない
- 富裕層の投資家が投資対象として市場が沸く
今回も平成発行の1円玉がアンティークコインとしての価格が急上昇しております。
状態がよければ8万円相当で取引されるそうです。
ちなみに価格が上がっているのは
平成23.24.25.29.30
です。
回収されて市場に流通することは無くなるので、財布に入っている可能性は皆無ですが。。
アンティークコインはなぜ金融市場と逆を向くのか
アンティークコインの相場は他の金融資産と異なり、世界の政治、経済情勢の影響をほとんど受けません。
理由としまして、
- コインが短期的投機対象ではない事
- 物価の急激な変動を受けにくい事
価格相場は国が決めるのではなく、専門業者やコレクター同士のトレードで相場が決まります。
なので巨大マーケットなどに影響される所に利ザヤ目的で短期投資する投資家と違い、富裕層コレクターからの趣向が存在する投機対象となっているため長期で資産として運用できます。
そして物価の急激な変動にも影響を受けにくいのは、安定運用できる現物資産であるからです。
日本で例を挙げると 日本はインフレ施策として、物価上昇率の引き上げを目標としています。
預貯金の割合が多い日本では 物価上昇率と預貯金の利率の関係が逆転した場合に、大幅に資産価値が損なわれることも懸念されています。
資産を守るために株やFXなど投資による資産運用が必要と考えられていますが、基本的に元本割れのリスクは常に伴っています。
なので何がきっかけで損失が起こるかわからない先行き不透明な投資対象よりも、安定して物価変動の受けにくいアンティークコインに投資します。
主にこれらの理由でコレクション価値のある物は価格が景気に左右されにくいのです。
今回の火付け役は?
先ほど書いた事はもちろんですが、今回は中国の富裕層が投資対象とし始めたからです。
今ではご存じの通り中国は世界でみても1.2位を争う経済大国です。
その中国の富裕層による影響は大きいですよね。
余談ですが
日本の土地も実は中国の富裕層に20年,30年前から買収されて行ってます。
現在では30年前と比べると約10倍ほどの土地面積は買収されています。
資本力にはどうやっても抗いようがないですね。。
今回硬貨について取り上げましたが、何に価値が生まれるかはわかりません。
マーケットは富裕層によって盛り上げられていきます。
この先行き不透明な経済に少しでもコレクション価値が出てきそうと思う物は、きれいな状態で保存しておくと良いかもしれませんね!