開国し始める世界
コロナの新規感染者数が日本では急減しています。
おととい中には、死者数が一年3ヶ月ぶりに0になりまして、新規感染者数が全国で107人、東京では18人まで減少してきました。
世界を見るとまだ感染者の状況はまばらな状態ですが、こうした状況を踏まえて、徐々に移動の自由も回復させる必要がありますよね。
まずアメリカです。アメリカは昨日8日、新型コロナウィルスワクチンの接種完了条件に、外国からの渡航者の入国を再開しました。
新ルールでは、外国人旅行者はまず渡航前にワクチン接種証明書の提示が必要です。
BBCの報道によりますと、フランスパリを拠点とする旅行会社のコメントが報じられていまして、予約状況が信じられないほど好転しているといいます。
一方で日本はどうなのでしょうか?
日本でも、動きはありまして、実用化に政府はビジネス目的の日本人入国者について、企業が行動を管理することなどを条件に、自宅での10日間の待機期間を原則3日間に短縮することを発表しました。
10月からは日本国内で承認されているワクチンを接種していることなどを条件に待機期間が10日間に短縮されていましたが、
今回さらにビジネス目的の日本人の入国者を対象に、検査で陰性が確認され、企業が行動を管理することなど条件に、待機期間が原則3日間に短縮されます。
しかし、精度に関して、かなり失望の声が上がっています。
企業側がその社員の活動計画などの書類を所管する省庁に提出する必要があるのですが、この3日間の確認の承認の可否をもらえるのは1ヵ月後になるということです。
また、現状は省庁への連絡は電話のみです。
しかも提出する資料は基本はPDFでダウンロードして手書きで提出するという方法になっています。
それをおそらく公務員が手作業してデータベース化するというのが想定されていますね。
一方でじゃあ行動計画を提出したら、その帰国者の行動監視ができるかというと、違います。
例えば日本では COCOA というアプリがほとんど使われていなく、しかも建物チェックがされないため、結局のところ入国した人を管理することができません。
この手書きの紙文化が、そのコロナの時代においては決定的にスピードを下げてしまうということがこの一年半ぐらいで明確になったと思うんですけど、まだまだその状況から日本は抜け出せていないのかと脱力の思いです。
こうしているうちにどんどん世界標準から後退しているのだと、いたたまれない気持ちになりまして。
早くこの状況を改善してほしいなと思っています。
弊社もまだまだDXが進んでいないため、日々勉強していきます。